卓球のコラム一覧
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卓球の国際大会を「いずれ横浜アリーナで…」 創設5年目、WTTのCEOが30分間取材で激白した夢と課題
2025.09.03卓球のシングルスNo.1を決める国際大会「WTTチャンピオンズ横浜」は8月7日から5日間、横浜BUNTAIで熱戦が繰り広げられた。2021年に設立されて以降、新たな取り組みや魅せ方で卓球界の先頭を走り続けるWTT。同社のCEO、スティーブ・デイントン氏は大会中、日本メディアの30分にも及ぶ囲み取材に応じ、WTTが掲げる夢や課題について語った。
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「卓球は根暗」のイメージも今は昔 クラブ彷彿の大音響、記者を没入させたWTT大会の異質ムード
2025.08.15クラブ? 会場に入った瞬間、まばゆい光と大音響に圧倒された。暗いスタンドに三方を囲まれ、ステージの上に浮かび上がる卓球台。大型ビジョンにはトップ選手たちの映像がフラッシュのように流れ、ファンたちは歓声とともに持参のパネルやタオルを振る。
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ドーピング検査の“過ち”で出場停止 事実無根の中傷、DMは暴言の嵐に…耐えた空白の1年5か月「自分を信じていた」――カナク・ジャ
2025.08.14卓球のシングルスNo.1を決める国際大会「WTTチャンピオンズ横浜」は7日から5日間、横浜BUNTAIで熱戦が繰り広げられた。男子世界ランキング31位の25歳、カナク・ジャ(米国)は準決勝で同4位の張本智和(トヨタ自動車)に1-4で敗北。決勝進出を逃したが、格上を撃破しての4強入りとなった。過去にはドーピング検査の情報不備で1年5か月の出場停止処分を経験。選手生命を諦めず、再び世界のトップレベルに帰ってきた。(取材・文=THE ANSWER編集部・戸田 湧大)
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路上で始めた卓球で世界トップ10入り 転がる屋根板をラケットに…貧困を強いられた“7人兄弟末っ子”が繋ぐバトン――クアドリ・アルナ
2025.08.13卓球のシングルスNo.1を決める国際大会「WTTチャンピオンズ横浜」は7日から5日間、横浜BUNTAIで熱戦が繰り広げられた。男子世界ランキング21位の37歳、クアドリ・アルナ(ナイジェリア)は同7位のトルルス・モーレゴード(スウェーデン)に0-3で敗れ、1回戦で姿を消した。幼い頃には、故郷・ナイジェリアの路上でプレーした異例の経歴の持ち主。アジアや欧州が上位に君臨する卓球界で奮闘するアフリカの英雄が、次世代教育のためにアカデミーを設立するなど、母国の卓球普及に尽力する理由とは。(取材・文=THE ANSWER編集部・戸田 湧大)
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中国斬り寸前で蘇った張本智和の言葉 帰化から10年、他人を認めない「ネットの声」の受け流し方
2024.08.02パリ五輪は1日、卓球男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク9位の張本智和が2023年世界王者の同4位・樊振東(中国)に3-4で惜敗した。元世界1位の金メダル候補とフルゲームの熱戦。金星目前まで迫った今、2年前に話していた張本の言葉が蘇った。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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早田ひなを世界クラスにした危機感 過密日程で体調不良も…「心」も強くした2年間の代表選考
2024.03.25卓球・ノジマTリーグの年間優勝を争うプレーオフ女子決勝が24日、東京・代々木第二体育館で行われ、今季レギュラーシーズン2位の日本生命レッドエルフが同1位の昨年女王・木下アビエル神奈川を3-0で下した。第3試合では早田ひなが同じパリ五輪代表の平野美宇とのエース対決を3-1(11-8、13-11、3-11、11-6)で制し、2季ぶり最多5度目の優勝。土壇場で勝ち切る心の強さを得た理由として、国内の厳しい代表選考を明かした。観衆は2624人。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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監督兼社長の草の根運動が繋がった大応援団 当たり前じゃない、卓球・岡山の青く染まった客席【Tリーグファイナル】
2024.03.23卓球・ノジマTリーグの年間優勝を争うプレーオフ男子準決勝が22日、東京・代々木第二体育館で行われ、今季レギュラーシーズン3位の岡山リベッツが同2位の昨季王者・琉球アスティーダを3-1で下した。熱烈応援団の前で相手エース・張本智和(智和企画)にストレート勝ちするなど、2018-19年の初年度以来5季ぶりのプレーオフで決勝進出。23日の決勝は初優勝を懸け、今季1位の木下マイスター東京と対戦する。観衆は1157人。
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卓球界の不文律「11-0」回避は今や昔 “謎マナー”に違和感、木原も平野も完勝を称賛されるべき
2024.02.20韓国・釜山で行われている世界卓球団体戦で、日本の2選手の完封勝ちがネット上で話題になっているという。日本は女子1次リーグ第3戦で南アフリカに3-0で快勝。第1試合で木原美悠が、第2試合で平野美宇がともに第1ゲームを11-0で完封したのだ。
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アジア大会40競技で卓球が特別といえる理由 「ガチ」の仮想五輪、1強中国相手に日本が躍動した意味
2023.10.05熱戦が繰り広げられる杭州アジア大会でとりわけ活躍が目立った卓球ニッポン。五輪よりも多い40競技が行われる“アジア版オリンピック”で、変則開催となったパリ五輪前年に躍進した意味を紐解く。(文=荻島 弘一)
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伊藤美誠、最強中国に「たった2cmの差」を痛感 対峙したからわかる変幻自在の達人技
2022.10.09世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)は8日、中国・成都で女子決勝が行われ、51年ぶりの優勝を狙った世界ランク2位の日本は4大会連続の銀メダルとなった。同1位・中国に0-3で敗戦。シングルス世界ランク6位のエース・伊藤美誠(スターツ)も第2試合で敗れた。世界トップ3を揃えた女王の超高精度の技術に「ボール半個分」の差を痛感。悲願の世界一へ収穫を得る大会となった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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帰化から8年、張本智和が持つ日本への愛 衝撃の中国斬り直後、明かした境遇への本音
2022.10.09世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)は8日、中国・成都で男子準決勝が行われ、世界ランク3位の日本は同1位の中国に2-3で惜敗した。シングルス世界ランク4位のエース・張本智和(IMG)は、同1位・樊振東、同11位・王楚欽から2勝。2大会ぶりの決勝進出は逃したが、世界に衝撃を与えた。日本のために死力を尽くした19歳。激闘を終えた直後、帰化選手として日本への想いを明かした。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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真のエースになった張本智和 水谷隼から新時代へ転換、始まりは4年前の「眠れぬ夜」
2022.10.08世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が7日、中国・成都で行われ、男子準々決勝に臨んだ世界ランク3位の日本は、同9位のポルトガルを3-1で破り、2大会ぶりのメダルを確定させた。エース・張本智和は2勝を挙げ、5大会連続メダルが途切れた前回2018年大会のリベンジに成功。4年前は敗戦後に「眠れない夜」を経験したが、真のエースに成長し、日本をメダルに導いた。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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伊藤美誠が描く最強の宿敵・中国撃破 51年ぶりV目前の今、心は「もう完全に挑戦者」【世界卓球】
2022.10.08世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)は7日、中国・成都で女子準決勝が行われ、世界ランク2位の日本は同5位ドイツに3-0のストレート勝ちで4大会連続の決勝進出を果たした。8日は4連覇中の同1位・中国と頂上決戦。21歳のエース・伊藤美誠(スターツ)は東京五輪後の苦悩を乗り越え、チーム全員で「挑戦者」でいることを強調した。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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日本4強に導いた早田ひな ベンチにいた4年前、伊藤美誠に学んだ土壇場の「芯の強さ」【世界卓球】
2022.10.07世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が6日、中国・成都で行われ、女子準々決勝に臨んだ世界ランク2位の日本は、同30位スロバキアに3-0で勝利。4大会連続のメダルを確定させた。日本人トップの世界ランク5位・早田ひな(日本生命)は、第2試合で3-1。前回2018年の団体戦は出場1試合に留まったが、リザーブで学んだ「芯の強さ」を発揮した。51年ぶりの金メダルへ、7日の準決勝はドイツと対戦する。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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勝者日本を称賛し続けた米大陸No.1名手 サッカー王国ブラジルで目指す卓球の地位向上【世界卓球】
2022.10.06世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が5日、中国・成都で行われ、男子決勝トーナメント1回戦に臨んだ世界ランク3位の日本は、同6位のブラジルに3-0でストレート勝ちし、準々決勝進出を決めた。シングルス世界ランク45位の全日本王者・戸上隼輔(明大)が同5位ウーゴ・カルデラノを破る金星を挙げ、2大会ぶりのメダル獲得に王手。一方、敗れたカルデラノは勝者を称えながら、ブラジル卓球界における自身の使命を明かした。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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「世界一性格の悪い男」の生き様を体現 日本を8強に導いた戸上隼輔の“レスラー魂”【世界卓球】
2022.10.06世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が5日、中国・成都で行われ、男子決勝トーナメント1回戦に臨んだ世界ランク3位の日本は、同6位のブラジルに3-0でストレート勝ちし、準々決勝進出を決めた。シングルス世界ランク45位の全日本王者・戸上隼輔(明大)が同5位カルデラノを破る金星を挙げ、2大会ぶりのメダル獲得に王手。大のプロレスファンを公言する21歳は、「世界一性格の悪い男」の“生き様”を胸に秘めながらコートに立った。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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中国評も上昇する20歳長崎美柚 苦しい時、成長支えた“相方”木原美悠の「大丈夫?」【世界卓球】
2022.10.05世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が4日、中国・成都で行われ、女子グループリーグ(GL)最終戦に臨んだ世界ランク2位の日本は、同52位ウズベキスタンを3-0で下した。予選全4試合でストレート勝ちを収め、首位通過。20歳の長崎美柚(木下グループ)は13歳にわずか約13分で3-0と圧勝した。「Wみゆう」として注目を集める親友・木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)と出場を夢見た世界卓球。苦楽をともにしてきた仲良しコンビが日本を金メダルに導く。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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張本智和、メダル懸けた週末へ新たな難題 グループL突破も「大学の課題があと6個…」【世界卓球】
2022.10.05世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が4日、中国・成都で行われ、男子グループリーグ(GL)最終戦に臨んだ世界ランク3位の日本は、同39位のハンガリーに3-1で勝利した。チーム最年少19歳の張本智和が前日に続いて2勝をマーク。首位でGL突破を決めた。5大会連続メダルが途切れた前回2018年大会のリベンジを狙う大事な週末。しかし、エースには「大学の課題があと6個あって……」と新たな難題が浮上した。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)