格闘技のコラム一覧
-
井上尚弥の次戦「最大の強敵」は本当か 本場の米記者に聞いた「そんなわけがない」理由 9.14アフマダリエフと激突
2025.08.01ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は9月14日に愛知・IGアリーナでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との防衛戦を行う。「キャリア最大の強敵」と井上自身が警戒する強敵との一戦を、本場米国の記者はどう見ているのか。「THE ANSWER」は米紙「ロサンゼルス・タイムズ」の名物コラムニスト、ディラン・ヘルナンデス記者に現地で話を聞いた。
-
「通過点」の試合でまさかの敗北 寺地拳四朗を襲った思わぬ誤算、理想に掲げる“強いままの引退”はどうなる
2025.07.31ボクシングのWBA・WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦が30日、神奈川・横浜BUNTAIで行われ、同級2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)がWBC同級2位、WBA同級3位のリカルド・サンドバル(米国)に1-2(112-115、114-113、110-117)の判定負けで王座陥落した。「通過点」と位置づけていた試合で予期せぬ敗北。2本のベルトを手放し、3階級制覇やサウジ興行の計画も白紙になった。戦績は33歳の寺地が25勝(16KO)2敗、26歳のサンドバルが27勝(18KO)2敗。
-
「叶夢、見てたか」 20歳で亡くなった“弟分”へ 世界王座を掴んだ逸材・高見亨介がトランクスに刻む2文字
2025.07.31ボクシングのWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦が30日、神奈川・横浜BUNTAIで行われ、同級1位・高見亨介(帝拳)が同級王者エリック・ロサ(ドミニカ共和国)に、10回2分48秒TKO勝ち。世界初挑戦で悲願の王座を掴んだ。明るい笑顔の裏では、若くして亡くなった“弟分”の思いを背負って戦っていた。戦績は23歳の高見が10勝(8KO)、25歳のロサが8勝(2KO)1敗。(取材・文=THE ANSWER編集部・澤田 直人)
-
比嘉大吾が引退、ボクシングファンを魅了した激闘と“愛されキャラ” 会見で声震わせ伝えた感謝
2025.07.31ボクシングのWBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦が30日、神奈川・横浜BUNTAIで行われ、同級2位の比嘉大吾(志成)が同級王者アントニオ・バルガス(米国)と対戦。ジャッジ全員が113-113の引き分けとなった。3戦連続の世界戦だったが、またも王座返り咲きはならず。試合後の会見で引退を明言した。数々の名勝負を繰り広げ、ボクシングファンを魅了してきた「愛されキャラ」。涙を堪えながらキャリアを振り返った。(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
-
“やんちゃ坊主”と狙う前人未到の地 佐々木尽支えるトレーナー、王者に完敗も見据える世界までの道
2025.06.26ボクシングのWBO世界ウェルター級タイトルマッチ12回戦の挑戦者で同級2位・佐々木尽(八王子中屋)が25日、都内で会見し、19日に行われた同級王者ブライアン・ノーマン(米国)との対戦を振り返った。5回失神KO負けで、直後は病院に搬送。佐々木と一丸となって勝利を目指してきた同ジムの中屋廣隆チーフトレーナーも悔しさをにじませた。しかし、世界を相手に完敗を喫しても視線は決して下に落とさず、先を見据えている。
-
ボクシング未経験の会長が11年目で掴んだ夢 亡き“弟分”とともに…ついに輩出した初の世界王者
2025.06.20ボクシングのIBF世界ライトフライ級王座決定戦12回戦が19日、東京・大田区総合体育館で行われ、同級2位タノンサック・シムシー(タイ、グリーンツダ)が同級1位クリスチャン・アラネタ(フィリピン)に2-1(116-111、115-112、113-114)で判定勝ち。5年前の悲嘆からようやく実現した世界初挑戦で、念願のベルトを獲得した。ボクシング未経験の本石昌也会長にとっても、亡き弟分とともに追いかけた夢が叶った。戦績は25歳のシムシーが39勝(34KO)1敗、30歳のアラネタが25勝(20KO)3敗。
-
「あれこそが彼の強さだと思う」 失神KO勝ち世界王者も敬意を示した佐々木尽という男、八王子から世界に言い放った闘志の言葉
2025.06.20ボクシングのWBO世界ウェルター級(66.6キロ以下)タイトルマッチ12回戦が19日、東京・大田区総合体育館で行われ、挑戦者の同級2位・佐々木尽(八王子中屋)が同級王者ブライアン・ノーマン(米国)に5回失神KO負け。完勝した王者ノーマンは、東京・八王子から世界を志す佐々木へのリスペクトを示した。戦績は23歳の佐々木が19勝(17KO)2敗1分、24歳のノーマンが28勝(22KO)2無効試合。
-
野性味爆発でダウン3度の衝撃TKO 活況バンタム級で蚊帳の外…武居由樹が天心戦で味わった悔しさ
2025.05.29ボクシングのWBO世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチ12回戦が28日、神奈川・横浜BUNTAIで行われ、王者・武居由樹(大橋)が同級8位ユッタポン・トンデイ(タイ)に初回2分7秒TKO勝ちした。自身の負傷で延期された試合で2度目の防衛成功。一度は失った「野性味」を爆発させ、群雄割拠の同級で強烈な存在感を見せた。戦績は28歳の武居が11勝(9KO)、31歳のユッタポンが15勝(9KO)1敗。観衆は4000人。(文=THE ANSWER編集部・澤田 直人)
-
自作グッズ、英国から観戦…ラスベガスで出会った人たちが教えてくれた井上尚弥の「国境を越えて愛されるワケ」
2025.05.06ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)との4団体防衛戦に臨み、8回45秒TKO勝ちした。世界戦通算23KOで歴代最多記録を77年ぶりに更新。4年ぶりの本場での興行は、モンスターの世界的人気を感じさせるものだった。
-
井上尚弥を初めて見た米識者の心のTKO 記者席で涙を堪え…直撃取材「ボクシングを救ってくれた」
2025.05.06ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)との4団体防衛戦に臨み、8回45秒TKO勝ちした。世界戦通算23KOで歴代最多記録を77年ぶりに更新。記者席で見た米識者はこの一戦をどう見たのか。THE ANSWER編集部記者が直撃した。戦績は32歳の井上が30勝(27KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)2敗。
-
井上尚弥に周囲は疑問「何なんだ?」 ベガス熱狂直前、身内が見る控室の横顔は「サラリーマン」
2025.05.06ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)に8回45秒TKO勝ちした。世界戦通算23KOとし、77年ぶりに歴代最多記録を更新。全てを手に入れても強さを求める姿は「天狗」とは無縁。周囲は驚くばかりだ。戦績は32歳の井上が30勝(27KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)2敗。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
井上尚弥をKOマシーンに変えた20歳のあの夜 不満げな客席に悔しさ…ベガス熱狂まで繋がった転機
2025.05.06ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)に8回45秒TKO勝ちした。世界戦通算23KOを積み上げ、伝説のヘビー級王者の歴代最多記録を77年ぶりに更新。快挙達成のモンスターには「KO型ボクサー」になる決意をした日がある。戦績は32歳の井上が30勝(27KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)2敗。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
ドネアももどかしい井上尚弥への“疑念” 米国、世界よ「見ればわかる」 真の戦士と認める男への敬意
2025.05.04ボクシングの世界スーパーバンタム級(122ポンド=55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)と防衛戦を行う。3日(同4日)は会場近くのホテルで前日計量が行われ、井上が121.9ポンド(55.3キロ)、カルデナスも121.8ポンド(55.2キロ)でともにパス。会場にはかつて井上と戦った元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)の姿も。取材に気さくに答えたドネアの一言一句に、モンスターに対する敬意が表れていた。
-
32歳になる井上尚弥が過酷練習…怪我or成長「紙一重です」 脳ミソまで追い込む記録的ベガス決戦
2025.04.06ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が5日、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで行われる5月4日(日本時間同5日)のWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦に向け、神奈川・横浜市内で会見した。10日に32歳の誕生日を迎え、ベテランの域に入ってきたモンスター。脳まで追い込む猛練習で偉業の懸かるベガス決戦に臨む。興行はPrime Videoで独占生配信。戦績は31歳の井上が29勝(26KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)1敗。
-
井上尚弥が中谷潤人に直接求めた宿題 締切は1年後、世紀の東京D決戦へ「互いの価値を高めよう」【年間表彰式】
2025.04.01ボクシングの2024年度年間優秀選手表彰式が31日、都内で行われ、7年連続8度目の最優秀選手賞(MVP)に輝いた世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が出席した。選手を代表したスピーチの最後、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)に1年後の対戦を呼びかけるサプライズ発言。世紀の一戦実現へ、後輩王者に求めるものがある。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
「ボクシングは本当に素晴らしい」 負けても京口紘人は笑って言う、頭を下げた激闘後の記者会見
2025.03.1513日、ボクシングの元世界2階級制覇王者・京口紘人(ワタナベ)が、東京・両国国技館でWBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)に挑戦。2022年11月の王座陥落から再起し、3階級制覇挑戦のチャンスを手にした。不退転の決意で臨んだ日々を全3回でお送りする。第3回は試合当日。リングで「男」を見せ、清々しく笑った。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
「負けた時の保険をかけてる」 ボクサー京口紘人を変えた妻、願った「紘人君の男気が見たい」
2025.03.1513日、ボクシングの元世界2階級制覇王者・京口紘人(ワタナベ)が、東京・両国国技館でWBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)に挑戦。2022年11月の王座陥落から再起し、3階級制覇挑戦のチャンスを手にした。不退転の決意で臨んだ日々を全3回でお送りする。第2回は「悪い意味でも大人になりすぎている」と指摘した妻・亜希さんの心情。「無事に帰ってきて」とあえて言わなかった理由がある。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
「無事に終わって」と言わない妻 突かれた核心、絶対に勝て…ボクサー京口紘人が未来を白紙にして挑んだ3階級制覇
2025.03.1513日、ボクシングの元世界2階級制覇王者・京口紘人(ワタナベ)が、東京・両国国技館でWBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)に挑戦。2022年11月の王座陥落から再起し、3階級制覇挑戦のチャンスを手にした。不退転の決意で臨んだ日々を全3回でお送りする。第1回は「初心」に帰った日々。結婚2年になる妻・亜希さんの一言がきっかけだった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)