野球のコラム一覧
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“大谷翔平世代”の元プロ2人が社会人野球で激突 31歳、北條史也と武田健吾が出会った新たな世界「引っ張るというより…」
2025.08.30社会人野球の頂点を争う都市対抗野球が28日、東京ドームで開幕した。開幕戦で激突したのは1994年生まれ、いわゆる“大谷翔平世代”の元プロ野球選手2人。三菱重工Eastの武田健吾外野手(元オリックス、中日)と、NTT西日本の北條史也内野手(三菱重工Westから補強、元阪神)だ。プロの世界を離れて4年目の武田と、2年目の北條。31歳の現在地を追った。
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野球チェコ代表が日本の高校生に受けた衝撃「練習がすごくて…」 感じた強み「米国とは全然違う」
2025.08.302023年に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の際、日本国内で大きな話題となったのがチェコ代表だ。プロ野球のロッテはその後も、キャンプにコーチを招くなど交流を続けている。今年8月には、代表歴もあるマルティン・カラーベク外野手が来日。10日に始球式が予定されていたオリックス戦は雨天中止となったものの「THE ANSWER」のインタビューに応じ、両国の野球について語ってくれた。
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日本では未出現の「親子ドラフト1位」 西武ネビンを伸ばした父の方針「野球で成功しなくても…」
2025.08.27今季プロ野球の西武入りし、5月にはパ・リーグの月間MVPを獲得したタイラー・ネビン内野手は、親子そろって大リーグのドラフト1巡目指名を受けている。父は、エンゼルス時代の大谷翔平投手の監督としても知られるフィル・ネビン氏だ。日本ではいまだない「親子ドラ1」はどのようにして生まれたのか。父からの影響や、学んだことを聞いた。
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154km投げても…ドラフト指名は「昨年であきらめました」 31歳が立つ現実、平間凜太郎が目指す“超二流”の道
2025.08.27プロ野球からドラフト指名を受けるために、実力以外に必要なものがある。「縁」や「運」だ。独立リーグの高知で投げる平間凜太郎投手は今年31歳。8月に自己最速に並ぶ154キロを叩き出し、唯一無二の魔球“ナイアガラカーブ”も持つが、昨年を区切りにNPBからのドラフト指名は「あきらめた」という。ただこれは、プロ野球選手であるのをやめるという意味ではない。思い描く進路は、どこを向いているのか。価値観が変わったという経験を教えてくれた。
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「正直、絶対にいけると」防御率0.48の育成右腕が受けた“移籍通告” 初のレンタルで見た落差「居酒屋しか…」
2025.08.26プロ野球の戦力補強期限となる7月31日は、多くの関係者の心を揺さぶる。今年、2軍で防御率0.48という圧倒的な成績を残していたソフトバンクの育成右腕に、支配下昇格の吉報は届かなかった。そして告げられたのが、イースタン・リーグに参加して2年目のオイシックスへの“レンタル移籍”だ。宮里優吾投手が経験した落差と、そこで磨かれる能力とは。
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統一球は「飛ばないと感じています」異国の流儀にどう順応? 西武ネビンが気づいた日本の“ルール”「山手線を除けばね…」
2025.08.26日本のプロ野球で、ずば抜けた活躍を見せる外国人打者が減って久しい。特にパ・リーグでは、昨季も規定打席に達した選手さえ3人だけだ。その中で今季、来日1年目ながらここまでリーグ5位の打率.287、5月には月間MVPも獲得したのが西武のタイラー・ネビン内野手だ。“看板倒れ”に終わる選手も多い中で、なぜいきなり順応できたのか。グラウンドの内外で感じた日米の違いを聞いた。
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ユース年代の“球数制限ルール”はTJ手術を防いだか 故障割合が再び上昇、2つの要因「今日の投手たちは…」
2025.08.06「THE ANSWER」がお届けする、在米スポーツジャーナリスト・谷口輝世子氏の連載「Sports From USA」。米国ならではのスポーツ文化を紹介し、日本のスポーツの未来を考える上で新たな視点を探る。今回は「ユースの投球数制限規則の検証」。
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イチロー知られざる“1軍半”時代…監督指示に「できません」 18歳の習慣にオリ先輩が驚愕「これ絶対やられる」
2025.07.29米大リーグで通算3089安打を放ったイチロー氏は、日本人として初の米野球殿堂入りが決まり、27日(日本時間28日)にニューヨーク州クーパーズタウンでセレモニーに参加した。打撃と並ぶイチロー氏の魅力が、強肩と脚力を生かした外野守備だ。18歳で入団したオリックスにいた守備の達人が、当時のイチロー、いや“鈴木一朗”の姿を振り返ってくれた。(取材・文=THE ANSWER編集部 羽鳥慶太)
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イチローより先に米野球殿堂を沸かせた日本人 世界が驚く超軽業…フェンスをスルスル、オリ先輩の偉業「本当にできるなんて」
2025.07.29米大リーグで通算3089安打を放ったイチロー氏は、日本人として初の米野球殿堂入りが決まり、27日(日本時間28日)に、ニューヨーク州クーパーズタウンでセレモニーに臨んだ。一方、この殿堂で40年以上にわたり、訪れる世界のファンを驚かせ続けている日本人がいる。元阪急の山森雅文が1981年に見せた、外野フェンスによじ登って本塁打を“強奪”するプレーが「野球史上最も偉大なキャッチ」として紹介されているのだ。奇跡のようなプレーは、なぜ可能だったのか。イチロー氏ともオリックスでチームメートだった山森さんを訪ねた。(取材・文=THE ANSWER編集部 羽鳥慶太)
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恩師が回想、イチローの準備は「全て時間通り」「絶対に監督を困らせない」 マイアミで残した確実なレガシー【米殿堂入り表彰】
2025.07.28米大リーグ・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏は1月に日本人で初めて米国野球殿堂入り。7月27日(日本時間28日)に殿堂入り式典を迎えた。メジャー通算3000安打を達成したマーリンズ時代に指導したドン・マッティングリー元監督が「THE ANSWER」の単独インタビューに応じ、レジェンドの記憶とMLBに刻んだレガシーについて語った。
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苦境だったはずのイチローに衝撃「毎日2安打ペースで…」 米国の恩師メルビンからの最敬礼「唯一無二の男だよ」【米殿堂入り表彰】
2025.07.28米大リーグ・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏は1月に日本人で初めて米国野球殿堂入り。27日(日本時間28日)に殿堂入り式典を迎えた。MLB年間安打数記録を記録した2004年にマリナーズで指導した恩師、ジャイアンツのボブ・メルビン監督が「THE ANSWER」の単独取材に応じ、栄光の「51番」の偉大さについて語ってくれた。
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「日本人と結婚してもいいかな」 MLBスター・ビシェットが母に尋ねた理由 WBCはブラジル代表で「僕のゴール」実現へ
2025.07.27兄との共闘となった2016年、ブラジルは予選で敗退し、本大会に出場できなかった。ビシェットには後悔が残った。当時18歳。「予選突破に貢献できるほど役に立てなくて。代表には今後、予選突破するためにはなんでもやると伝えていたんだ。ブラジルにはアメージングなアスリートがたくさんいる。サッカーの国なんだけど、少しでも野球に注目を集めることができるなら、敬意を集めることができるなら、嬉しいんだ。それが僕のゴールなんだ」
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迫るNPB戦力補強期限…2軍球団から“復帰”は出るか 監督は超現実主義「日付ばかり見てもしょうがない」
2025.07.267月末の、プロ野球12球団の新戦力獲得期限が迫る。2軍リーグに参戦して2年目となるオイシックスとくふうハヤテには、NPBへの復帰を目指す選手が多数在籍しており、この日は一つの大きな区切りとなる。ただオイシックスの武田勝監督は「その日ばかりを見てもしょうがない」と言う。NPBの世界に戻るために本当に必要なこととは。
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工場停止のリストラ発表に「うわっ、マジか」 16年ぶり復活の日産野球部、衝撃2日後の試合で示した“存在理由”
2025.07.22経営再建中の日産自動車は、2009年に休部した野球部を今年から16年ぶりに復活させた。7月2日からは社会人野球の最高峰、都市対抗野球の予選に初めて臨み、17日には東芝と代表決定戦で激突。初回に1点を先制したものの、2-7で敗れ最初の夏が終わった。本来は15日に予定されていたこの試合。その日に、チームが本拠を置く追浜工場(神奈川県横須賀市)での車両生産を終了するというリストラ発表があった。大企業が野球部を持つ意味をいやでも考えさせられる状況下で、チームはいかにして戦い、何を示したのか。(取材・文=THE ANSWER編集部 羽鳥慶太)
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2年連続の2冠争いでも「全然ダメです」 2軍球団からドラフト目指す25歳がかみしめる助言「そんなに甘くない」
2025.07.20プロ野球の2軍は前半戦の日程を終えた。イースタン・リーグに参加して2年目のオイシックスでは、昨季首位打者と最多安打の2冠に輝いた知念大成外野手が今年も打率.291、85安打と2部門でトップを走り、タイトルを争っている。ただ本人は「全然ダメです」と納得がいかない様子だ。ドラフト指名のために思い描いた姿との間で、ズレが生じているのだという。
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米国代表が口々に称賛した173cmの小さな強打者 大学侍・小田康一郎が追う先輩・吉田正尚の背中
2025.07.166年ぶりの日本開催となった第45回日米大学野球選手権は13日、神宮球場で第5戦を行った。日本が6-5で競り勝ち、今大会5戦全勝。2004年以来21年ぶりの全勝優勝を成し遂げた。米国代表は、近未来に大リーグのドラフト指名を受けると目される選手ばかり。そんな“メジャー予備軍”の印象に残った日本選手は、身長173センチの強打者、小田康一郎内野手(青学大4年)だという。小柄でも力強い打撃を見せられる秘訣を小田に聞いた。
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“メジャー予備軍”に5戦全勝、大学侍ジャパンはなぜ強い? WBC米国コーチが見た「基礎力」の違い【日米大学野球】
2025.07.14第45回日米大学野球選手権大会は13日、神宮球場で第5戦が行われ、日本が米国に6-5で勝利した。2004年の第33回大会に日本が達成して以来となる全勝優勝。なぜ将来のメジャーリーガー予備軍を圧倒できたのか。2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも入閣していた米国のコーチが、大学侍ジャパンに見た強さを明かした。
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赤字6708億円の中で…16年ぶり復活の日産野球部「さんざん言われているのは知っています」 主将と監督が感じる現実「会社の人たちは…」
2025.06.30昨年度の最終赤字が6708億円に達するなど、深刻な経営危機に陥っている日産自動車は今年、2009年を最後に休部していた野球部を16年ぶりに復活させた。人員削減や工場閉鎖の計画が報じられるたびに、部の活動には批判的な声も上がる。その中でチームは7月2日から、社会人野球の最高峰・都市対抗予選に復活後初めて挑む。自分たちが置かれた状況をどう考え、何を目指して戦うのか。石毛大地主将と伊藤祐樹監督に、企業スポーツの現在地を聞いた。